タイトル:建設用語エトセトラ

■ ISO(アイエスオー・イソ・アイソ)

ISOとは、国際標準化機構のことで、日本は1952年に加盟している。 ISO規格には、品質保証システムである9000S、環境マネジメントシステムである14000S等がある。 どちらもデミングサイクル(P-D-C-A)を回すことで継続的改善をめざすものである。

■ IT(アイティー)

ITとは、情報技術(インフォメーション テクノロジー)のことで情報の管理、利用、共用、提供等を効率的に取り扱うことで生産性の向上、効率化等を図ること。(詳細は、豆知識を参照)

■ 四阿(あずまや)

庭園内に作られる屋根が四方ふきおろしの建物で、同義語には「東屋」、「亭」がある。

■ RC(アールシー)

RCとは、鉄筋コンクリート構造物の事

■ 犬走り(いぬばしり)

画像:犬走りイメージ

建物の周囲や軒下にコンクリートや砂利で作る細長い土間あるいは、堤防の堤内地の法尻につけられる堤内の地盤より幾分高く付けられた狭い平場のこと。

■ 上端(うわば)

ものの上側の面のことで、天端は構造物の上部を指す。

■ 上屋(うわや)

資材置き場や加工場を覆う簡易な屋根付きの仮設物のこと。

■ 環境ラベル

購入者がものを購入する場合にその製品による環境影響や程度を判断しやすいように製造に用いた 材料及びプロセスなどのデータを明示する制度が考えられた。明示した部分をラベルという。
主なラベルの名称 国内:エコマーク、グリーンマーク、リサイクルマーク

■ カント

画像:カントイメージ

鉄道用語:カーブなどで減速を最小限に押さえるために内側と外側のレールに高低差を設ける。この高低差のこと。

■ 鬼門(きもん)

東北の方角を指し、職人たちが忌み嫌う方角。作業がうまく出来ない状況が繰り返し起こる場所を指すこともある。

■ キャラメル

鉄筋等の下において使用し、必要な空隙を確保するためのモルタル性の四角いブロック

■ CALS/EC(キャルズ/イーシー)

CALSとは情報を電子化してみんな(社内外)で共通のものを使うこと。 パソコンとインターネットを道具にして、業務改善、効率化を図ろうとする動き。 CALS:Continuous Acquisition and Life-cycle Support 「生産・調達・運用支援統合情報システム」軍事的イメージが強いため通常ECと呼ばれる。

CALSの特性

  1. 情報、知識等をデジタル化して、共有化し、活用すること。
  2. オープンシステムであること。
  3. ボーダレスの世界であること。
  4. コンピューターリテラシー(習熟)が求められること。
  5. EC:エレクトロニックコマース(企業間でネットワークを介して電子的に商取引をすることで、 米国ではCALSを内包し広い意味で使用される。)

■ キンク

ワイヤーロープのよじれやねじれたりしている状態。ワイヤーロープは切れやすくなるので使用しないこと。

■ 躯体(くたい)

建物の構造体そのものを言う。

■ クリープ

一定の荷重が継続的にかかると材料の強度の減少が時間とともに増大すること。「クリープ」は疲れ、疲労のこと。

■ グリーン調達

グリーン調達とは、ものを購入するときには、環境への悪影響を出来るだけ少ないものを購入すると言うことで、 建設業では、環境配慮型のものの購入、環境配慮型の技術、環境配慮型の設備等を使い、設計や施工をすることも含めてグリーン調達と考える方がよい。

■ ケーソン

「caisson」はフランス語で「函」を意味し、中空の箱型又は中空円筒形の函体を意味し、 港湾の岸壁の基礎部や内部を利用する地下構造物等広く利用されてる。 あらかじめ陸上で作成した中空の函体を沈めて地下構造物を作る工法。

■ 柿落とし(こけらおとし)

こけらは木材の小片のことで新築工事の最後にこけらを払ったことから新築披露の意味で用いられる。 劇場の初興業にも使われる

■ 座屈(ざくつ)

材軸方向に圧縮力を受ける部材を圧縮材といい、まっすぐな細長い柱に圧縮力が作用すると、圧縮力が小さいうちはまっすぐのまま外力に抵抗するが、圧縮力がある大きさに達すると、柱は急に曲がり出す。
このような現象を座屈という。

■ 三斜(さんしゃ)

面積を計算するときに変化点毎に三角形に分割して計算する方法。「三斜を切る」という。

■ COD(化学的酸素要求量)

水中の有機物を酸化する際に、酸化剤を使い分解される際に消費される酸素量を表したもの。 数値が高いほど水中の有機物が多く、汚濁が著しい。つまり、水を綺麗にする為に使用した酸素量を計算したもので、 その数値が大きければ大きいほど水に有機物が多いということになる。

■ じゃんか

コンクリートの表面に出る豆板、巣、あばたのこと。

■ 住宅性能表示制度

住宅表示制度は、住宅品質確保法(品確法)の柱の一つで工法、構造、施工者の別によらず新築住宅 (戸建て、共同建て、併用建て)について基本的にどの程度の性能を持っているか共通の物差しで客観的に表し、 それを第三者機関がチェックするものである。 申請手数料は延床面積でランクがあり、地域性も考慮されそうなので確認する法が良い。 (一般的には一戸約10万円と言われている。)

■ 末口(すえくち)

丸太の細い方のことで太い方を元口という。

■ スラブ

高さが小さく幅が大きい鉄筋コンクリートの床をいう。

■ 外断熱工法

断熱ラインが構造体の外側にある工法、日本では従来、内断熱が主体であったが、 近年外断熱工法を取り入れるところが多くなった。結露の防止、断熱性能の向上等の利点があるが、 コスト面で多少割高である。

■ 太鼓落とし(たいこおとし)

丸太の二面を切り落とした木材。

■ 玉掛け(たまがけ)

ワイヤーロープなどで取り扱う物をクレーンの吊り具に取り付け、取り外しを行うこと。 移動途中で扱う物が落下したり、ワイヤーが切れたりすると大きな事故に繋がるので技能を要求される。

■ チーズ

排水、給水に使用するT字型の管のこと。

■ 丁張(ちょうはり)

土木工事で仕上がりの位置を表示すること(もの)。勾配や、高さ、位置などが表示されている。 建築では遺形(やりかた)と呼ぶ。 とんぼ:高さを示す丁張の1種で木製T型状に作られ、トンボの形に似ていることからそう言われる。

■ ツーバイフォー

2インチ×4インチの断面の木材を枠組みしてパネルにし、それを組み合わせて使う壁構造の木材住宅の建築様式

■ 堤内地・堤外地

画像:堤内地

堤防の内側(居住区域等がある方を言う。)を堤内地といい、堤防に挟まれた(河川のある方)を堤外地という。

■ 土工定規(どこうじょうぎ)

土工事に関する横断面の形状を示すもの。

■ 特記仕様書(とっきしようしょ)

工事特有の仕様を規定した仕様書。一般事項を定めたものは仕様書。

■ ドーナッツ

画像:ドーナッツ

壁などで鉄筋と型枠の間に適切な空間を保つためのもの。その形状がドーナッツ型なのでこう呼ばれる。

■ 土羽(どは)

画像:土羽

法面のこと。

■ 土木(どぼく)

中国古語の「築土構木」から引用され、本来は建築、土木両方を指す。 日本では、江戸時代からの職業の細分化にともない土木、建築と分けて呼ばれるようになった。 この区分も国別でかなり違う。(ヨーロッパは区分せず「civil engineering」 アメリカは、かなり細分化されている)

■ とら

画像:とら

支柱などの高く不安定なものを支えるために上部から張る控えの綱、ワイヤーのこと。

■ トラス

画像:トラス

三角形を基本とした橋梁の構造骨組みのこと。今は鉄橋などにみられる。

■ トレンチ

軽量鋼矢板のこと。タイプは様々

■ 直会(なおらい)

神前に供えたお神酒をおろして頂く宴のこと。

■ NATM(ナトム)

地山が本来持っている支持力を積極的に利用してトンネルを掘る工法。

■ 長押(なげし)

柱の面に水平に取り付けた長い化粧材のこと。

■ 布堀(ぬのぼり)

連続的に細長く掘削する根切り方法

■ 練り積み(ねりづみ)

石又は、コンクリートブロック積みで、目地にモルタルを用い、裏込めにコンクリートを使用した積み方。 モルタル、コンクリートを使用しないで施工する物を空積み(からづみ)という。

■ ナレッジマネージメント

画像:ナレッジマネージメント

「ナレッジ」とは知ること、知識、理解の意味「マネージメント」は管理(この場合経営の意味ではなく)という意味。 つまり、「知識」を「管理」することで、業務を個人能力として特化するのではなく、データや情報を共有することで 高いレベルの標準化を図り、問題解決などを迅速、容易にすること。

■ ハンチ

梁やスラブの端部の断面を中央より大きくした部分をいう。

■ PRTR法

「特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律」 Pollutant Release and Transfer Registersの略で 「環境汚染物質・排出移動登録」と呼ばれる。 要するに「特定の有害化学物質の環境中への排出量または廃棄物としての移動量データを事業所等が収集し、 それを行政が集計し、公表するシステム」である 

■ PFI

民間投資によるインフラ整備・運営の手段) PFI:Private-Finance-Initiative 公共的な分野に民間資本、運営ノウハウを活用する動き

■ ビオトーブ

ドイツ語では、野生生物の生息あるいは移動に役立つ空間を「ビオトーブ」と言う。 人類が自らの手で作り上げた無機質なあるいは閉鎖的な環境を本来の生物の生息出来る空間に 再生していこうとする際のキーワード。ビオトーブは、我々にも安息の場を提供するはずである。 様々な取り組みがなされている。
・ コンクリートで固めない河川改修
・ 本来そこにあった自然の形態を復元する工事(学校の自然観察広場等)
・ 海中部をスリット化し、海水の流れを阻害しない防波堤の構築

■ ピンコロ

5cmから10cmくらいの立方体で舗装用の石材のこと。

■ VE(ヴイ・イー)

物を「機能」「目的」で検証して顧客のニーズを追求することで業務の効率化あるいは生産性の向上、 副次的にはコスト低減に繋がるものの考え方。コストダウンを追求することではないので注意。 「それは何か」「何のために」などがキーワード

■ 歩掛り(ぶがかり)

工事の単位あたりの標準労務量、資材量をいう。 一般に作業効率を考慮して決定される。 作業効率とは、例えば掘削作業の場合は、機種、広い狭い、深さ、待ち時間等を考慮する。

■ フーチング

構造物の荷重を地盤に伝えるために壁や柱などの最下部の断面を大きくした部位。

■ プロポーザル

「申し込み」「提案」の意味でいわゆるプロポーズのこと。
*プロポーザル方式:設計の発注に関する方式のひとつで、設計者を選定するもの。 一方「コンペ」は設計案を選定するものです。つまり評価の対象が違う。

■ ボイリング(boiling)

砂質地盤を掘削する場合、地下水位が高いと掘削途中で土砂が吹きあがる現象をいう。 水は高いところから低いところに流れようとしますから掘削面では上向きの水圧が働くことになり、 その力が水中の土粒子の自重以上になると土粒子が攪拌されて吹き出す現象。

画像:ボイリング

■ ボンド工(静電誘導電圧軽減対策)

画像:ボンド工

静電誘導電圧とは高電圧の送電線から発生するものでノイズや金属管の腐食破壊の原因になるもの。 電線に電気が流れると電界、磁界が発生し、静電誘導、電磁誘導と呼ばれる誘導現象が発生する。 その誘導源は静電誘導の場合は電圧であり、電磁誘導の場合は電流。 それらの遮蔽は静電誘導については比較的簡単ですが、電磁誘導については非常に難しく、 事後対策が取れないことから設計時の検討が必要とされている。一般的には電磁誘導が対策の対象とされる。

ボンド工の概念

ボンド工は、影響範囲にある電線共同溝について鋼管を使用し、それらを銅線で接合することで 電磁誘導を管全体で受け止めて拡散し、その影響を緩和することにある。(図参照) ちなみにボンドとは一体化する、くっつけるという意味。

■ マスコン

[massive concrete]のこと 一般的には大断面のコンクリートを言う。

■ マニュフェストシステム

産業廃棄物の処理を委託する場合、書面による委託契約が必要となるが、委託に係る産業廃棄物の 流れを確認するためにマニュフェストシステムが運用されている。 建設業の場合は、「建設系廃棄物マニュフェスト(建Ⅰ)」、「建設系廃棄物マニュフェスト(建Ⅱ)」を使用し、 適正に処理することが求められている。

■ まんぼう(万棒)

連続する繰り返し作業で回数を確認するために使用する棒のこと。 現在は、棒を使用することは無いと思うが、ダンプの台数を数えることを「万棒をとる」などと言う。

■ ミルシート

メーカーが発行する検査証明書のこと

■ 面木(めんぎ)=面棒

型枠に取り付けて面を取るための材料(一般に断面が直角三角形の棒)で木製、プラスティック製などがある。

■ ユニオン

管を繋ぐのに使用する継ぎ手(取り外しができる)

■ 養生(ようじょう)

コンクリートが一定の強度に達するまで散水したり、保温したりすること。完成した部分または全体を傷や汚れから保護すること。

■ 用心鉄筋

構造計算上は不要であるが、不測の応力に対応できるように配置された鉄筋。

■ 余掘り(よぼり)

掘削工事でその後の作業性を考慮して規定以上に掘ること(通常は幅を広く取ること)

■ 余盛り(よもり)

盛土の際に沈下することを見込んであらかじめ余計に盛土しておくこと。

■ ラーメン

梁と柱の接点を剛に接合し、外力に抵抗させる構造を言う。「剛節架構」

■ 乱

部材の接合部・目地などを不揃いにすること。

■ リスクマネジメント

リスクとは「ある原因がもとで起こりうる損失または損害を被る可能性」のことで、それをいかに防止するか、 軽減するかを管理すること。ISOの品質保証システム、環境マネジメントシステム等もリスクマネジメントの 一つであるといえる。

■ りゃんこ

交互にする、互い違いにすること。鉄筋や足場材などの接合部を分散させるために「乱」に使うこと。

■ 硫酸バンド、PAC

上下水道、工業用水、産業排水処理等に使用するもので、水中の微細な固形物をろ過する場合、 通常の方法では分離が困難な為(粒が小さすぎてろ過が困難)、粒をまとめて大きな固まりにして、 ろ過させるために用いる薬品のこと。つまり。水を綺麗にする薬品。
硫酸バンド:硫酸アルミニウムの通称でアラムとも呼ばれる バンドは礬土と記載
PAC:ポリ塩化アルミニウムのこと

■ 立米(りゅうべ)

立方メートルのこと。

■ 立木(りゅうぼく)

工事現場内にある樹木のことで、川などに流れてくる木ではない。

■ レイタンス

コンクリートの打設後、打継面に発生する有害な泥状の層のこと。

■ レミコン

固まっていないコンクリートのこと。生コン

■ 渡り桟橋(わたりさんばし)

根切り、地下工事等で材料運搬などに用いる仮設の通路のこと。

■ 割り栗(わりぐり)

大きな石を割って作った石のこと。大きさは、100から200mmくらいの石

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