丸彦渡辺建設株式会社 maruhikowatanabe

TOPICS現場新着情報

TOP > 現場新着情報 > 羊丘小学校改築ほか工事(主体工事) > 工事進捗報告④ 羊丘小学校

羊丘小学校改築ほか工事(主体工事)

建築事業

2019.12.26

工事進捗報告④ 羊丘小学校

前回は、仮設工事についてと、

1階床のコンクリートの打設が終わったところまでした。

それでは、1階の立ち上がりの施工を見ていきましょう。

この写真で、コンクリートから立ち上がっている鉄筋があります。

この鉄筋に継ぎ足して、1階の配筋を行います。

継手の方法は様々ですが、今回は柱や梁などで使用される太い鉄筋についてみていきましょう。

これは、ガス圧接といって、つなぎ合わせる鉄筋の端部を

圧力を加えながら加熱し、接合する方法です。

鉄筋がきちんと接合したかの検査は、外観検査と超音波探傷検査で行われます。

外観検査は、まっすぐついているか、ふくらみは基準値以上になっているかなどで判断します。

超音波探傷検査は、内部の傷の有無を非破壊で検査することができます。

検査に合格すると次の工程に進みます。

鉄筋は、コンクリートが打設されると、完全に見えなくなってしまうものなので、写真として残しておく必要があります。

そのほかにも、工事現場ではたくさんの写真を撮らなくてはいけません。

仕上がってしまうと多くのものが見えなくなってしまうため、きちんと施工したことを証明する大切な写真になります。

柱、壁の配筋が完了したら、型枠の施工へ移ります。

このように、型枠はパイプサポートという支柱で支えます。

コンクリートは重たく、型枠を構成する板(せき板)だけでは重さや衝撃に耐えることができません。

コンクリートの充分な強度が出るまでの期間、このパイプサポートを設置します。

床の型枠ができたら、梁と床の配筋を行います。

このように梁の配筋は枠の上で行い、出来上がったら、枠の中に落としていきます。

すべての配筋が終わると、型枠を仕上げて、コンクリートを打設します。

コンクリートの打設では、表面を整える“左官工事”があります。

右の写真はタンピングを行っている様子ですが、この作業を行うことで、

よりコンクリートが密になり、ひび割れの防止等の効果を得ることができます。

上階も、同じように進んでいき、上棟するまで繰り返していきます。

次の工事進捗報告⑤は内装工事からです。

この現場情報へ戻る