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北幹線耐震化工事(国道横断部)No.9-0011

土木事業

2023.11.30

【11月】現場進捗報告

みなさん、お久しぶりです。Sea-Man🚣です!

今回は、推進工事に伴う『水道管(本管)を布設する為の設備配置作業と水道管挿入作業について報告します!

前回の現場進捗報告では、『立坑内の設備設置や管布設完了(到達立坑側)』について報告しました。

あああああ

それでは、作業の様子です!

推進完了後は、推進管と地山 (地盤) の空隙及び緩みによる

地盤の沈下を防止する為に、地上にプラントを設営し、

裏込め (グラウト材) を推進管と地山の隙間に充填します。

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裏込め材(グラウト材)プラント

裏込め材(グラウト材)充填確認状況

地上と管内の連絡手段として、地上にはトランシーバー、管内にはスピーカーを設置して意思疎通を図っています。

裏込め材充填完了後は、推進管接合の清掃を行い目地材 (モルタル) で仕上げます。

ちなみに、水道の場合は下半分仕上げで、下水道の場合は全面仕上げとなります!!

このモルタル仕上げが雑だと、このあと入れる水道管の挿入を阻害してしまうので、丁寧に行わなければなりません。なので、僕の上司が現場に来てらせていました 👀✨

上司の厳しいチェックが完了後は、いよいよ水道管を布設する為の設備を本格的に整えます!

水道管挿入ジャッキ設置状況

水道管挿入架台設置完了

これで、推進管内に水道管を挿入する準備が整いました!!

現場へ搬入された水道管を、25tクレーンで発進立坑内へ吊降ろして、水道管挿入架台上に据え付けます。

水道管吊降ろし状況

ところで、みなさんはこの工事の目的を覚えていますか?

忘れてしまった人は、この機会に覚えて下さいね!!

この工事は、

地震時による強い揺れが起きても、安定して水を供給できるようにする

と言う目的があります!

なので、今回は強度が高く、耐久性のあるダクタイル鋳鉄管と言うものを使用しています!

『ダクタイル』とは『柔軟な』『引き延ばせる』と言う意味で、『鋳鉄』は、鉄を主成分として炭素を含有する合金のことです。

ちなみにどの辺が『ダクタイル』なのかというと、今回使っている水道管には標準胴付寸法(Y寸法)というあそび(隙間)があって地震で強い揺れが生じた時、管の継手内部が伸び縮みすることで地震による地盤の変動に対応できる構造になってるってことなんです!!

みなさんは知っていましたか?僕は知らなかったので、この機会に勉強してみました!!

吊り下ろしたダクタイル鋳鉄管をセットしたら、一つ前に挿入した管と接合し油圧ジャッキで送り込んでいきます!!

ボルト締め状況

水道管据付完了

水道管挿入完了

管を程よい位置まで送り込んだら、次の管と接合する前に受口の内側部分にディスタントピース管頂から管底の方向へ取り付けておきます。

これを取り付ける事で、先ほど僕が説明した標準胴付寸法(Y寸法をきちんと確保できるようになるんです!

このディスタントピースは、管を全部入れ終わった後、作業員さんが水道管の中に潜り込んで回収してきてくれます!

それではここまでに

挿入された管の中を見てみましょう👉👉👉👉👉

水道管挿入時には、垂直に立てて取り付けられていた

ディスタントピースが、挿入完了後には様々な方向

向いてるじゃないですか!!

実は初めて管挿入の様子を見た時、僕は・・・

『う、上側の車輪いる・・・??』と思っていましたが。。。これを見てピンと来ちゃいました!!

ディスタントピースの向きが不揃いになっているという事実から考えると、、、管は押されて移動している間、回転しちゃうってことなんです!!

なので、パッと見いらなそうな上側の車輪も回ってるうちに下側になることがあるので、水道管をスムーズに押し込んでいくためには、必要不可欠なんですね!!奥が深い・・・。

この水道管の挿入作業12月12日完了予定で、施工済み部分と接続する水道管は別の工法で行うので今度紹介しますね!!

今行っている作業は、こんな感じです!!

ざっくりですが『水道管(本管)を布設する為の設備配置作業と水道管挿入作業はこういう流れになります~!!

これで10回目の報告を終わります!

それでは次回もお楽しみに~ ( ˙³˙ )ノ”

以上、Sea-Man 🚣 でした~!!!

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